ちょっと休憩

収入のことばかり書いていたらネガティブな気持ちになってきたのでちょっと休憩。
まだまだ暑い日が続く。コロナの影響も計り知れない。
なんか世紀末感がすごい。
 
私が臨床心理士の仕事を知ったのは高1のときだった。
「友達に愚痴を吐くこと」でなぜ気持ちがすっきりするのかを疑問に思い、調べていくうちにこの仕事を知った。
いいじゃん。おもしろそう。私、これになるわ。
 
進路相談で担任に言うと「食っていけないから絶対やめろ」と言われた。結構な剣幕で言われた。
私は中学の時から英語が得意で、高校では英語教育に力を入れている学科に進んだ。それまでは通訳になりたいと言っていたから、先生も仰天したと思う。
 
でも私は頑固なので、それくらいで諦めるはずがない。センコーの意見など聞かぬ。
行きたい大学をいくつかピックアップして、心理学入門の本を読んだ。ますます面白くなった。
 
高3の進路相談では、もはや心理学を学びたいということについて止められることはなかったが、行きたい大学については「なんでここに行けると思ったの?」と言われた。学力が足りなかったようだ。
 
それから頑張って勉強したので、行きたい大学には進学できた。
ただ、心理学に学派があるのを知らず、偏差値だけで大学を選んでしまったので院進の時に苦労した。
なんやかんやあって、何とか大学院も修了して心理士になれた。
臨床心理士の二次試験で東京に向かう日の朝、大学入学から7年越し(私の場合は)の夢がやっと叶おうとしていることに胸が震えたのを覚えている。
 
 
私はこの仕事が好きだ。これからもずっと続けていきたいと思っている。
苦労も多く、雇用も不安定だけど、それでも学び続けたいと思う。
ここまでこの道に没頭させてくれた両親には感謝している。
 
人の心は見えない。一生懸命言葉にしてもほんの一部しか表現できなかったりするし、全然適切に言い表せないこともある。
 
人が何かを乗り越えるとき、まあこれからも生きてみるかって思うとき、その人の中ではものすごい変化が起こっている。
そこに至るまでの過程って苦しくて辛くて、悲しくて情けなくて、どろどろした感情ばかりだけど。
だけどそれってとても人間らしくて素敵だと思う。本人は苦しいけどね。そんな人間らしさに寄り添える心理士でありたいと思っている。
 
 
真面目になってしまったけど、これは心理士になってからずっと変わらない。